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第72話 禁じ手

مؤلف: O.T.I
last update تاريخ النشر: 2026-06-26 21:45:38

エステルとクレイの手合わせが続く。……いや、その戦いの激しさはもはや手合わせの範疇を超えていた。

「……木剣なのによく壊れねぇな」

ギデオンがそう小さく呟いた。彼が言う通り、あれほど激しく剣を打ち合わせていれば、とっくに壊れていていてもおかしくないが……

その疑問にはアルドが答える。

「あれは剣にまで『闘気』を纏わせているんだ。おそらく、鉄製並みの強度があるだろうな」

「マジですか……」

ギデオンのレベルでもそれは理解を超えていた。エステルやクレイ、アルドの領域に到達して初めて体現できるものなのだろう。

「だが……どうやら決着は近そうだ。エステル嬢がこのまま押し切って終わりだろう」

ディセフが二人の戦いの先行きを予測し言う。彼が言う通り、クレイはエステルの怒涛の攻撃を防ぐので手一杯で反撃もままならないように見えた。

しかし。

「……それはどうかな?」

アルドは意見が違うようだ。

「陛下……ですが、クレイはもうどうにも手詰まりのように見えます」

「何を狙っているのかはわからん。だが、あいつの目はまだ諦めていない。俺の目には、あいつは何らかの策を繰り出すタイミングを見計らっているように見
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